こんにちは、旅行とグルメが大好きな食べ旅(TABETABI)です♪
皆さんは「塩」を使いますか?
当たり前のように思うかもしれませんが、塩が当たり前のようにあるのは、日本が島国であり、塩に恵まれた環境だからなんです。

当たり前すぎて考えたことが無かった「塩」の事を知ってみよう。
「塩」の重要性

当たり前のように存在する塩の歴史と、知られざる用途について。
塩は重要です、と言われても当たり前だと思う方もいるし、塩なんか普段使ってない、なんて方もいるかもしれませんね。
直接的に塩を使わなくても、醤油や味噌といった調味料の生産や、レトルトなどの加工品、食料の保存など人の生活に欠かせないものになっています。
日本で消費される塩はそもそも食品用と工業用に大きく分けられ、その大半は工業用なんです。
データで見てみましょう。
- 日本の塩の消費量は年間800万トン
- 食品や食品加工品に使用するのは100万トン
- 日本の塩の生産量は80万トンほど
- 消費量の大半は食品以外に使われていて、その殆どは輸入している
輸入先はメキシコやオーストラリアが主で、この2国で輸入量の75%を占め、殆どが天日塩となっています。
島国であるにも関わらず塩を大量に輸入しているのは1971年(昭和46年)に施工された「塩業近代化臨時措置法」が関係しています。
塩作りの転換
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塩田が禁止される前は塩は専売制で財源確保の手段だった。看板は許可された店が出せる「鹽(しお)」のホーロー看板。
日本は長らく沿岸部による塩の生産、いわゆる「塩屋」が多く存在していましたが、戦後の政府による政策で伝統的な塩作りをやめさせ、化学的な製法「イオン交換膜法」に一本化しました。
海に囲まれた島国で塩の生産に適しているように見えますが、雨量が多く湿度も高いため、向いているようで向いていないため、近代化を目指す当時の日本政府にとって「非効率」という扱いにされてしまったんです。
これにより民間による塩の生産は不可能になり、塩屋は全て廃業となりました。
塩生産の自由化が認められたのは1997年、これより伝統的な塩の生産が可能になりましたが、安価な化学生産による塩があるのに非効率な伝統製法による塩は需要がなく、今も生産者はごくわずかしかいません。
とはいえ、日本の塩の消費のほとんどは工業用なので、上手く住み分けできていると見る事も出来ます。
塩の工業利用はどのように行われているのでしょう?
ソーダ工業を知る

ナトリウムイオンと水酸化物イオンからなる苛性ソーダ。化学式はNaOH。
塩の工業利用はソーダ工業と呼ばれるものに使われます。
塩素や苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)は塩水を電気分解する事で生成されますが、この原材料には私たちが普段から食べている塩と同じものが用いられます。
では、私たちが食べている塩の量の10倍以上もの量から作られる苛性ソーダは一体何に使われるのでしょう?
加工のサポートに
例えば缶詰のみかんを作る時、みかんの薄皮はどのように剥がしているか。
まず、薄めた塩酸で薄皮を溶かし、苛性ソーダで中和します。
すると、塩酸も苛性ソーダも全くない薄皮の剥がされたミカンが出来るんです。
あとはシロップにつけて缶詰にすればOK。
不要なものを溶かす
例えば紙はどのように作られているでしょう?
紙は木から作られますが、まず木片を苛性ソーダで溶かして繊維質を取り出し、紙に加工します。
この繊維質は紙だけでなく、合成繊維のセロファンやレーヨンにも用いられます。
薬の成分として
また、塩素などは医薬品の生成に使われます。
塩素は他の化学薬品と付いたり離れたりする性質、つまり反応性が強いので様々な化学製品や医薬品の原材料になっているんです。
そのため、様々な医薬品の成分名には塩が付くものがとても多いんです。
他にも環境汚染防止、省エネ、殺菌や消毒などにもソーダ工業品が使われるんです。
これらはすべて塩が用いられています。
もはや日本だけでなく世界は塩が無くては生きていけないんですね。
貴重な国産塩に着目

石川県珠洲市の揚浜式塩田。
閑話休題、塩の自由化になっても以前ほど塩屋は戻りませんでしたが、ゼロではありません。
伝統を引き継ぎ、失われない様、ロストテクノロジーとならないように、という意思のもとで国産の天日塩も出来始めました。

天日塩とは、海水を日の光と風で蒸発させ、結晶化させた塩のことで、岩塩や湖塩とは異なり、豊富なミネラルが含まれます。
つまり、広大な土地で風が吹く乾燥した気候が求められます。
前述したように雨が多い日本は天日塩を作るには適しているとは言えませんが全くないわけでもありません。
日本の天日塩といえば高知県や沖縄県が有名ですよね。
実は天日塩の産地としては一般的に余り知られていませんが、石川県は能登半島の最北にある珠洲市で500年の歴史ある「揚げ浜式製塩法」を採用した天日塩があるんです。
「揚げ浜式製塩法」を使っているのは日本でも珠洲市の1か所だけと、非常に貴重な製塩なんですよ。
今日はそんな貴重な珠洲の天日塩を使ったユニークな地ドリンク「しおサイダー」をご紹介します。
🧂 伝統を残す奥能登の塩作りから生まれた地ドリンク<しおサイダー>。
石川県の北端、地図の最果てに位置する奥能登。
そこには、荒々しくも美しい日本海と何百年もの間、変わることのない「時の流れ」が今も息づいています。
今回ご紹介するのは、そんな能登の風土が生んだ、たった一瓶のサイダー。
しかし、その一瓶には世界で唯一この地だけに守り継がれてきた「命懸けの伝統」が凝縮されていると言ったら、皆さんは驚かれるでしょうか。
ひと口飲めば、喉を駆け抜ける爽快な刺激とともに、奥深い「海の記憶」が呼び覚まされる。
それが、奥能登地サイダー「しおサイダー」です。
ただの塩入りの飲み物ではありません。
400年以上続く製塩技術から生まれた希少な塩「DENEN」を使用した、まさに「飲む文化遺産」とも呼ぶべき逸品。
今回は、なぜこのサイダーがこれほどまでに「くせになる」のか、その秘密を深く掘り下げていきましょう。
🌊 世界最古の技が息づく「揚げ浜式製塩法」。石川県珠洲市だけに許された奇跡の塩作り。
まず語らなければならないのは、このサイダーの魂とも言える「塩」の物語です。
石川県珠洲市には、平安時代の終わりから江戸時代にかけて行われてきた「揚げ浜式(あげはましき)製塩法」が残っています。
これは現在、日本全国、いや、恐らく世界中を探しても、唯一ここ珠洲市だけで行われている極めて貴重な手法です。
「揚げ浜」という名前の由来は、文字通り「桶で海水を汲み、人力で高い場所にある塩田まで揚げる」ことから。
なぜこんな大変な事をしているかというと、当時は土木技術があまり発達しておらず、塩田は海岸より高いところにしか作れなかったのです。
珠洲市に揚げ浜式製塩法が取り入れられたのは三代目の加賀藩主、前日利常公。
加賀藩が珠洲の塩に力を入れた要因としては
砂浜が多く、塩田をつくりやすい
日照時間が長い
大きな川がなく海水の塩分も濃い
米の生産が不十分な上に代替の生産がない
といった理由で導入されました。
尚、「能登の揚浜式製塩技術」は平成20年3月13日 国の重要無形民俗文化財に指定されています。
人力で汲み揚げた海水を、細かい砂を敷き詰めた塩田に、手桶を使って均一にまく。
そこからは太陽と風の仕事です。
自然の力で砂を乾燥させ、塩分がこびりついた砂を集め、さらにそこに海水をかけて塩分濃度の高い「かん水」を抽出する。
最後は、そのかん水を大きな釜でじっくりと煮詰め、ようやく純白の結晶が姿を現します。
この気の遠くなるようなプロセスを経て生まれるのが、このサイダーに使われている伝統の塩「DENEN」なのです。
💦 「潮汲み3年、潮まき10年」。熟練の職人が命を吹き込む、希少な結晶「DENEN」の輝き。
この製法を支えるのは、職人たちの執念とも言える技術です。
地元では「潮汲み3年、潮まき10年」という言葉があるほど。
海水をまくと言っても、ただ撒けばいいわけではありません。
その日の気温、湿度、風の強さを読み、砂の上へ霧のように均一に海水を広げる。
この熟練の技がなければ、美味しい塩は生まれないのです。
こうして作られた天日塩「DENEN」は、単にしょっぱいだけの工業的な塩とは全く異なります。
海に含まれる多様なミネラル分がそのまま閉じ込められているため、舌の上で感じるのは、驚くほどまろやかな「甘み」と「コク」。
尖った辛さがなく、海の豊かさをそのまま結晶にしたような、深みのある味わいです。
「しおサイダー」は、この奇跡のような塩を最高のバランスで配合することで、これまでのご当地ドリンクの常識を打ち破るクオリティを実現したのです。
🥤 ひと口で虜になる“まろやか”な衝撃。甘味と塩気が織りなす、奥能登地サイダーの魔力。
さて、肝心の味わいです。
「塩のサイダー」と聞いて、「しょっぱい飲み物」を想像したなら、その期待は良い意味で裏切られることになります。
グラスに注げば、きめ細やかな泡が弾け、清涼感あふれる香りが立ち上ります。
口に含んだ瞬間、最初にやってくるのは上品で柔らかな甘み。
そして、その直後に「DENEN」由来のまろやかなコクが、甘みをグッと引き立て、味の輪郭を鮮やかに浮き彫りにします。
塩気が甘さを抑えるのではなく、むしろ甘さの質を高め、奥行きを与えているのです。
特筆すべきは、その後味の良さ。
普通のサイダーなら、甘ったるさが喉に残ることもありますが、しおサイダーは塩のミネラル効果で、驚くほどスッキリとしたキレを感じさせます。
「もうひと口、もうひと口」と、気づけば一瓶を飲み干してしまう。
この「くせになる」絶妙なバランスこそが、老若男女を問わず、多くの人を虜にしている魔力なのです。
🧊 乾いた身体に染み渡る、海のミネラル。日常の景色を青い海に変える、至福のリフレッシュ体験。
このサイダーは、ただ喉を潤すだけのものではありません。
揚げ浜式の塩には、カリウムやマグネシウムといった天然のミネラルが豊富に含まれています。
汗をかいた後、お風呂上がり、あるいは照りつける太陽の下でのBBQ。
乾いた身体に、この冷え切った「しおサイダー」を流し込む瞬間は、まさに至福のひとときです。
ミネラル分を含んだ柔らかな味わいは、身体の隅々まで染み渡り、疲れた心まで解きほぐしてくれるかのよう。
目を閉じれば、能登の青い空と、潮風に揺れる塩田の情景が浮かんでくるはずです。
都会の喧騒の中にいても、この一瓶を開けるだけで、あなたの食卓は奥能登の美しい海岸線へとつながります。
それは、どんな贅沢な旅行よりも手軽で、それでいて深い感動を伴うリフレッシュ体験になるでしょう。
🏝️ 伝統を味わう、大人の贅沢。能登の誇りを一瓶に凝縮した「しおサイダー」という選択。
「しおサイダー」が高い評価を受け、信頼されているのは、そこに揺るぎない「伝統の重み」があるからです。
400年以上続く揚げ浜式製塩法という、絶滅寸前の文化を守り抜くこと。
その誇りを、現代の「サイダー」という形で表現し、次世代へと繋いでいく。
私たちがこの一瓶を手に取ることは、能登の美しい伝統を応援することにも繋がっています。
奥能登の情熱と、海の恵みが生んだ「しおサイダー」。
まだ体験したことのない方は、ぜひこの「まろやかな衝撃」を味わってみてください。
「しおサイダー」は以下のオンラインショップでお買い求めになれます。
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能登の伝統を気軽に味わえると評判の「しおサイダー」で夏を乗り切ろう! |
まとめ
一度知ってしまったら、あなたの「お気に入りドリンク」のリストが書き換えられる。
そんな予感すらさせてくれる、唯一無二の存在です。
洗練されたパッケージ、そして裏切らない本物の味。
自分自身へのちょっとしたご褒美にはもちろん、お世話になった方へ「物語のある贈り物」として贈るのも素敵です。
「実はこれ、世界で唯一の製法で作られた塩が使われているんだよ」
そんな会話とともに楽しむ一杯は、きっと格別の味がするはず。
数百年も受け継がれてきた伝統の味を凝縮した「しおサイダー」、ぜひ味わってみてください。
