こんにちは、旅行とグルメが大好きな食べ旅(TABETABI)です♪
皆さんは「ふるさとの味」という言葉を聞いて、どんな食べ物を思い浮かべますか?
多くの場合、ご自身の生まれ故郷でよく召し上がったものを想像するとは思いますが、そうで無くとも素朴な味のものに対してそう思う事もしばしばあるかと思います。
今回ご紹介するのは、そんな「ふるさとの味」を思わせてくれることで知られる長野県の郷土料理「おやき」です。
「おやき」とは。

小川村でのおやき製造実演の様子。image by Wikipedia
おやきは「お焼き」「御焼き」と書き、小麦粉やそば粉で作った生地で野菜や山菜などの具材を包み、焼いたり蒸したりして作る長野県発祥の郷土料理です。
長野県では「焼き餅」の名称で「長野県選択無形民俗文化財(味の文化財)」にも登録されており、冬に食べるお米の代替品として重宝されてきました。
餡の中に具材を詰める、いわゆるお饅頭の一種ですが、地元では特に名産の野沢菜(信州菜とも呼ばれる)を詰めるのが一般的です。

おやきは、長野県では昔から各家庭で作られてきた日常食で、お盆やお彼岸などの行事食でもありますが、今ではコンビニやスーパーなどでも見かけられる全国的なものとなっています。どこでも食べられる素朴な食べ物である事が「ふるさとの味」を思わせてくれる理由になっているのかもしれません。
素朴な味がたまらない!「味の文化財」にも指定されている長野の食文化「おやき」を今に伝える名店・小川の庄
長野県には数多くのおやき専門店がありますが、中でも「小川の庄」の「縄文おやき」は逸品。
今回は、そんな「縄文おやき」の魅力に迫ります。
小川の庄について
「小川の庄」は長野県の小川村で立ち上げられたおやき製造会社で、いわゆる「村おこし」の一環で作られました。
小川村は、長野県の北部に位置する人口約2000人の小さな村で、長野市と白馬村の間に位置し、北アルプスの山々に囲まれた自然豊かな村です。
小川の庄では、この小川村の豊かな自然の中で育まれた食材を使用し、昔ながらの製法で作られたおやきを販売しています。
小川の庄の「縄文おやき」とは?
「縄文おやき」とは、小川の庄が製造・販売しているおやきの名称です。
縄文おやきは、手作りに拘り、野菜や山菜を味噌や醤油で味付けして炒め、小麦粉を練った生地で餡として包み、囲炉裏などでこんがりと焼き上げます。
昔から長野の小川村の家族は、このように家族で囲炉裏を囲みながら夕食のひとときを楽しんでいました。
長野県には茅野市の遺跡などで縄文のビーナスや仮面の女神といった国宝が出土されるほど縄文遺跡が豊富に存在しますが、それは小川村も例外では無く、筏が原には、縄文時代中期の遺跡があります。
この遺跡では、数千年前の縄文人が当時の農耕による穀類で粉にして食料として食べていた事が分かっており、いわば「おやきの元祖」とも言えるでしょう。
「縄文おやき」は、小川村で発掘された縄文時代の遺跡から着想を得て、当時の食文化を今に伝えるおやきを作りたいという思いから開発されました。
13種類から選べる「縄文おやき」食べ比べセット!
小川の庄の「縄文おやき」は、定番の野沢菜やあずきなどに加え、非常に多くの季節限定品など現段階で27種類ほどの味が用意されています。
この食べ比べセットでは、この中から人気の13種類のおやきを厳選されたものから、好みで選んでセットにしてくれます。
味の種類 | 特徴 |
---|---|
あずき | 塩加減の丁度いい、ゆっくり煮込んだ甘さひかえめの粒あんがたっぷり。 |
野沢菜 | おやきといえば、やっぱりこれ。おやきを食べたことが無いなら1つは選択して欲しいです。乳酸発酵した野沢菜に油と味噌を加えて。 |
切り干し大根 | 昔からの保存食として重宝されてきた大根干しに加え、人参やたまねぎ、長ネギを加えて味噌風味に。 |
かぼちゃ | 地元・長野県産のかぼちゃをサイの目に刻み、隠し味の味噌を加えて甘みを引き出しています。 |
しめじ野菜 | しめじや椎茸といった定番のきのこ類に、大根やキャベツ、人参などの野菜をしょうゆ味で整えて具沢山に。 |
ひじき | 切り干し大根や人参などの野菜にひじきを加え、しょうゆ味で仕上げた海産物系のおやき。海と畑のうまみがぎっしり。 |
りんご | いちょう切りにした「ふじりんご」。甘さひかえめでありながら、噛むと口に広がるシナモンの風味は、まるでアップルパイのよう。 |
きんぴら | ごぼうや人参など根菜類をナタネ油で甘めに仕上げた、食物繊維がたっぷりのきんぴらおやき。 |
ピリ辛野沢菜 | 乳酸発酵してうまみが増した野沢菜の煮付けに唐辛子でピリ辛に。信州定番の味わいがぎっしり。 |
卯の花(季節限定) | 小川村の名産物「西山大豆」のおからを、人参や大根、白菜、長ネギ等の新鮮野菜で彩ったやさしい味わい。※無くなり次第終了 |
なす(夏限定) | さいの目に切った丸なすに味噌を絡めた味付けに味噌をからめて。油との相性もバッチリ。※無くなり次第終了 |
ピリ辛(夏限定) | 辛党の方に大好評。しめじ、椎茸、大根やキャベツ等の野菜類にとうがらしを加えたピリ辛な一品。※無くなり次第終了 |
野菜ミックス(夏限定) | 大根、人参、ねぎなど具だくさんの野菜に油揚げ・ちくわを加えた、コクの有るあっさり塩味。※無くなり次第終了 |
美味しく食べるための、おすすめの調理法

縄文おやきはクール冷凍便で届けられます。
自然解凍の場合、常温で4~5時間程度、または冷蔵庫で12時間で解凍できます。
耐熱皿に移し、ラップをかけて電子レンジで温める(1個なら600wで1分30秒ほど、足りなければ追加加熱)とふっくら蒸し立ての味わいが楽しめます。
或いは、少し解凍した後にオーブントースター(500wのオーブンの場合15分ほど)で様子を見ながら裏表を返し、カリっと表面を焼き上げると囲炉裏焼きのように味わえて美味しいですよ。
また、点心のように蒸し器でもOKですが、底がべちゃべちゃになる可能性があるので気を付けて調理してください。
産地直送!お好みのおやきを選んでお取り寄せ
小川の庄の「縄文おやき」は、小川村の店舗で購入できる他、以下のオンラインショップでもお取り寄せが可能です。
13種類の中から好きな味を5つ選べる「食べ比べ15個セット」は、色々な味を試してみたい方におすすめです。
以下のショップサイトで購入できますよ。
長野名物の素朴な味。おやきの食べ比べセットです! |
まとめ
長野県の豊かな自然と、昔ながらの製法で作られた小川の庄の「縄文おやき」。
素朴ながらも奥深い味わいは、一度食べたら忘れられません。
ぜひ、あなたも「縄文おやき」を味わってみてください。